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別添3
人間の安全保障委員会共同議長による記者発表
2001年6月11日 国連本部にて
今日、数百万人もの人々の生存と尊厳が、紛争、貧困、感染症や人権侵害をはじめとする様々な脅威にさらされている。また、グローバル化の課題はコミュニティや個人に不均衡な影響を与えていることである。こうした問題の解決には従来型のアプローチのみでは不十分である。国連事務総長は国際社会に対し、「恐怖からの自由」と「欠乏からの自由」の両方を達成することを要請した。こうした問題に効果的に、かつ包括的に取り組むためには、人間を中心に据える新しいアプローチが必要である。
人間の安全保障委員会は、前国連難民高等弁務官である緒方貞子氏と、ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ学長であるアマルティア・セン氏を共同議長とし、世界各国から優れた人物を委員として、6月8日より10日まで、ニューヨーク州ロングアイランドのグリーンツリーにおいて初会合を行った。
人間の安全保障委員会の目的は次の通りである。
- 人間の安全保障とその重要性に関する一般の人々の理解を深め、関与と支持を強化すること
- 人間の安全保障の概念を各国の政策の立案と実施のために実際的に役立つ手段にまで発展させること
- 人間の安全保障に対する広範かつ重大な脅威に対処するため、具体的な行動計画を提示すること
これらの目標を達成するため、委員会は、その活動の中で開発と人道の両分野における問題を精査・統合し、包括的なアプローチを編み出すことを目指す。また、この目的を達成する上で委員会は、既存の取組みの上に包括的な枠組みを構築し、各種機関と協調した行動をとることを目指す。今回の会合で、委員会は、貧困と紛争の削減による脅威がどのように結びついているかについても議論を深めた。また、社会的不平等やアイデンティティの衝突、人権侵害等に起因する様々な脅威についても考察を行った。
人間の安全保障委員会は、各国政府、国際機関、NGOをはじめとする市民社会と協議しつつ活動を展開する。委員会は、2003年のはじめまでには作業を完了し、可能な限り幅広い事象を対象とする行動計画を発表する予定である。
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