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(プレスリリース) 人間の安全保障委員会 2001年1月24日
同委員会の創設は、コフィー・アナン国連事務総長が国連ミレニアム・サミットへの報告で「欠乏からの自由」と「恐怖からの自由」という二つの目標を21世紀の最優先事項とすべきであるとの提案に応えるものである。グローバル化が急速に進展する今日、人類が現在経験している深刻かつ広範に存在する苦難と危険を克服するためには、国際社会の一致協力した取組みが必要であるとの意識が醸成されつつある。また、「人間の安全保障」という言葉で表現されることが多くなったこのような問題は、多くの国において中心的な政策的課題として取り上げられるようになった。日本の故小渕恵三総理大臣は1998年12月の政策演説の中で人間の生存、生活、尊厳を脅かす全ての脅威を包括的に捉え、こうした脅威に対する取り組みを強化するための基本概念として「人間の安全保障」を位置づけた。また、森喜朗総理大臣は「人間の安全保障」を具体的に推進するため、1999年3月に国連に設立された「人間の安全保障基金」に対して大幅な追加拠出を行う意図を表明している。人間の安全保障についてのこうした取組みは、アジア太平洋、アフリカ、中南米、欧米諸国からも幅広く支持されてきている。 人間の安全保障委員会は、こうした国際社会の意識が高まりつつあるこの機会を捉え、ミレニアム・サミットの首脳宣言でも強調されたように、グローバル化に対応して人間性に基づいた共通の未来を創るための広範かつ持続的な努力を一層推進すべきとの考えから、各国の民間有識者により発案されたものである。 委員会は国連、各国政府や国際機関から独立した性格を有するが、委員会の扱う問題が国連の主要な取組みと密接に関連することから、国連とは緊密な関係を維持する。コフィー・アナン国連事務総長は、2001年1月24日の緒方共同議長候補との会談の中で、委員会の設立に対する心からの支持と、同委員会が人間の安全保障に関する世界的な取組みに貢献することに対する強い期待を表明し、同委員会の活動に国連が密接に協力していくことを約した。 委員会の目標は次の3つである。
委員会の活動は、実質的効果をめざす行動志向を旨とするものである。また、この委員会の指導の下に調査研究活動、世界各地で開催されるワークショップ等のアウトリーチ活動が行われ、これらの成果の普及が進められる。委員会は、これらの活動について継続的に自己評価し、折に触れて中間報告を発表するとともに、2年間の活動期間を経て最終報告を公表する予定である。 委員会の事務局本部は、暫定的に東京に置かれ、委員会の指示のもとに運営される。 |
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